2014年9月24日水曜日

民族右翼:共産主義の右手。

https://surouninja.blogspot.com/2014/09/The-ethnic-nationalism-of-Japan-has-a-risk-leading-to-communism.html?m=0
元航空幕僚長の田母神俊雄氏が新党を立ち上げる意向を示しているとのことである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140923-00000500-san-pol
田母神氏が近く新党設立の意向 西村衆院議員も参加へ

産経新聞 9月23日(火)9時41分配信

 元航空幕僚長の田母神俊雄氏が近く新党を設立する意向であることが22日、分かった。西村真悟衆院議員(無所属)も参加する考え。10月1日発売の雑誌「正論11月号」(産経新聞社)に掲載される対談で両氏が明らかにした。

田母神氏が「次世代の党」(事実上の石原新党)に合流するのではないかという噂もあったわけだが、それはまず有り得ないだろうと個人的には考えていたところ、やはり其の通りになった(別の党を立ち上げた)ようである。

というのも、田母神氏の立ち位置は「民族右翼」であり、“大きな政府”を志向する“経済左派”なのである。これは、彼の著書を読めば明らかだ。

参考書籍:
田母神塾―これが誇りある日本の教科書だ

“外交政策”で見れば、田母神氏は確かに次世代の党とほぼ同じ政策ポリシーを持っているようだが、“経済政策”で見た場合、「ネオリベラル」または「ネオコンサバティブ」(何れも“小さな政府”を志向)が主流となっている次世代の党には到底馴染めないだろう。最も重要な“経済政策”での不一致は余りにも大きい。

もしも次世代の党が保護主義的な経済政策を志向する“経済左派”を取り込んでしまえば、同党の支持者は一気に減る破目になるだろう。なぜなら、同党の主な支持者層と考えられる今の40歳未満の若い世代は、経済政策においては自由主義を志向する傾向にあるからだ。

参考:
2014年6月27日金曜日
次世代の党:戦後共産主義の呪縛から若者を解放するか。

票だけを考えれば次世代の党が田母神氏を取り込むことは正しいのかも知れないが、それをやれば維新の会の時のように“船頭多くして船山に登る”状態に陥り、挙句に分裂することになるだろう。

そう考えれば、田母神氏が別の新党を立ち上げることは“お互いのため”と謂えるかも知れない。

まぁ何れにしても日本の民族右翼は一番大事な所(=経済政策)で反日サヨクとの親和性が高いので警戒が必要であることは言うまでもない。

例えば、民族右翼には“TPP反対派”が多いようだが(これは反日サヨクの主張と同じ)、TPPに反対するということは、ひいては日本が馬鹿高いコスト(血税)を掛けて生活必需品を自給自足(もしくはそれに近い状態に)しなければならないことを意味する。国民が自発的に行う自給自足なら全く問題ないが、こういう連中は当然のように“お国のために”と国民の義務を強化(強制労働、重税)するだろう。

つまり、共産主義社会こそが民族右翼の理想である、という結論になるわけである。

関連:
2014年1月19日日曜日
反米思想の生産プロセス。

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