2013年7月21日日曜日

G20閉幕。日米の量的緩和には理解、緊縮派ドイツも態度を軟化。

https://surouninja.blogspot.com/2013/07/g20_21.html?m=0
モスクワで開催されたG20が20日(2013年7月20日)、共同声明を採択し閉幕したとのことである。


2013/7/20 21:38 (2013/7/20 23:12更新)
新興国からのマネー流出監視 G20閉幕 - 日経新聞
 【モスクワ=小滝麻理子】モスクワで開いた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は20日夕(日本時間同日夜)、共同声明を採択して閉幕した。米金融緩和の縮小に伴う金融市場の混乱回避に向け、各国が協調することを明記。新興国からの資金流出の影響を監視する方針でも合意したが、先進国と新興国のきしみも改めて浮き彫りになった。
 新興国は今年2月と4月のG20会議では先進国の緩和が新興国への過度の資金流入を招いていると批判した。5月以降は一転、資金流出に伴う通貨安や、インフレ圧力の高まりに不満を表明するようになった。

新興国(特にブラジル)は、FRBが金融緩和をすればインフレを懸念し、逆にFRBが金融縮小を匂わせてもインフレを懸念するという天邪鬼っぷりである。(参考)

まぁ彼等の態度はインフレに不満を持つ国民向けの単なるガス抜きパフォーマンスに過ぎまい。政権が自らの責任回避のためにインフレの原因をFRBに擦り付けているということだな。

まぁ何れにせよ、FRBは今後粛々と緩和のアクセルを緩めて行くだろうし、ドルは此れから徐々に強くなると俺は予想している。新興国は今のうちに資金流出(日米への資金還流)に自国経済が耐えられるだけの準備をしておかねばなるまい。

2013年 07月 21日 02:03 JST
UPDATE 1-G20、財政健全化よりも成長を優先、緩和解除に慎重期すと約束 - ロイター
* 成長は「依然弱過ぎる」=G20声明

* 経済不均衡是正にコミット 緩和縮小で市場への配慮約束

* 米緩和縮小問題が議論の中心

* 日本は質的量的緩和推進 信頼に足る中期財政計画策定を約束
議長国ロシアのシルアノフ財務相は閉幕前のロイターとのインタビューで、G20の政策責任者が財政健全化目標を棚上げにし、成長や、市場の混乱を最小限に抑えた緩和政策の出口戦略の方を重視したとし「一部に、成長確保が先決との意見があった」と明らかにした。

会議関係者によると、ドイツが財政健全化に関する姿勢を軟化させ、自国経済の改善に意を強くした米国が成長重視を主張した。
ドイツのショイブレ財務相は会議終了後、日本に、信頼できる財政戦略で政策を補完すべきと注文した。

共同声明を見ると、世界成長の弱さが懸念され、米国の金融緩和縮小にも慎重を期すことが約束されるなど、今回も「成長重視」がコンセンサスとなった様である。詰まり日米の量的緩和政策は今後も継続されることで合意が取れたということだ。

また緊縮派の筆頭とも謂えるドイツが其の態度を軟化させたことも注目に値する。


7月21日 4時24分
G20 日本は財政の健全化が課題 - NHK
G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議は、日本時間の20日夜、閉幕し、アメリカの金融緩和策が縮小されるという観測から、新興国の成長を支えてきた資金が流出するなど、金融市場の過度な変動を防ぐよう促す声明が発表されました。
一方、日本は財政の健全化を急ぐよう改めて求められました。

一方、NHKだけは“財政健全化”を強調したタイトルとなっており、記事内容も緊縮派の意向を反映したものとなっている。まぁNHKは官僚組織(総務省)の一部とも謂える組織なわけで、デフレという官僚天国の継続を今尚望んでいるということなのだろう。

Bank of Dream @BankofDream1

ルー財務長官は日本が成長戦略を通じて、国内の需要を高める構造改革などを進めるよう強い期待を示すとともに輸出などに有利になるよう意図的に通貨を安く抑える円安誘導を政策の目標にはしないというG20の合意に触れ、改めて徹底を申し合わせました。http://t.co/9hbjXzlXA8

Sat Jul 20 22:32:50 +0000 2013

ペンタ @pentakun (東京)

NHKのニュース見てるとG20の議題がほとんど日本の財政問題で占められてたんじゃないかと錯覚してしまうな。

Sat Jul 20 22:26:22 +0000 2013


2013年7月20日土曜日
麻生財務相が消費税増税について来年4月から予定通りに進める方針、と朝日新聞が書いている様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/07/4.html

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