2014年5月7日水曜日

ロシアに忠誠を誓うゴールドマン・サックス。

https://surouninja.blogspot.com/2014/05/goldmansachs-to-swear-allegiance-to-russia.html?m=0
ウクライナ情勢における対露圧力の一環として、米政府は今月(2014年5月)下旬にロシアで予定されている「国際経済フォーラム」に政府関係者を派遣しない他、米企業に対しても出席は望ましくないとの考えを示したとのことである。

米 ロシアで開催の経済フォーラム欠席へ

5月7日 11時35分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140507/t10014257871000.html

ウクライナ情勢が緊迫するなか、アメリカ政府は、今月下旬にロシアで予定されている国際経済フォーラムに政府関係者を派遣しないほか、アメリカの企業に対しても出席は望ましくないという考えを示し、ロシアを孤立させることで圧力を強めるねらいがあるものとみられます。

国際経済フォーラム」とは、ロシアが主導で行っている経済フォーラムである。

参考:
SPIEF
http://www.forumspb.com/

今回の米政府の意向を受けて、参加を予定していた米シティグループCEOが出席を取り止めて他の幹部を出席させることを決めた一方で、ロシアや新興国への投資を積極的に進めているゴールドマン・サックスなどは出席予定を変えていないようである。

米シティCEO:ロシア国際経済フォーラム欠席-制裁背景か

更新日時: 2014/04/25 10:56 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N4KC2Q6KLVRI01.html

  4月25日(ブルームバーグ):米銀シティグループ のマイケル・コルバット最高経営責任者(CEO)は、ロシアのプーチン大統領が主催してサンクトペテルブルクで5月に開かれる「国際経済フォーラム」への出席を取りやめた。
ゴールドマン・サックス・グループのロイド・ブランクファイン氏やモルガン・スタンレー のジェームズ・ゴーマン氏、ビザのチャーリー・シャーフ氏ら米金融機関の他のCEOは出席予定を変えていない。

参考:
米ゴールドマン、ロシア不動産会社に1億ドル出資

2014/5/7 6:05
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGN07003_X00C14A5000000/

 【ニューヨーク=伴百江】米金融大手ゴールドマン・サックスはロシアの不動産会社O1プロパティーズに発行株式の6%にあたる1億ドル(約102億円)を出資した。O1社はモスクワのオフィスビルに投資して賃貸収入を得る不動産会社。
クライナ情勢の緊迫化でロシアからの外国資本の流出が加速しているなか、ゴールドマンのロシア投資は金融業界関係者の関心を集めそうだ。

どうやらゴールドマン・サックスはBRICsと一蓮托生の覚悟を決めているようである。

新興国から先進国への資金還流という、世界的潮流に逆らい続けるということは、たとえ世界最大級の投資銀行といえど余りにも危険な行為と言わざるを得ない。短期的なイベントに対しては“逆張り”がハイリターンを齎してくれるかも知れないが、世界の大きな潮流に対しては“順張り”でなければ、その投機は確実に失敗するだろう。それは投資銀行にとっての“致命傷”となりかねない。

世界の戦後秩序に顕著な変化が現れ始めている今、ゴールドマン・サックスの商売も流石に今までのようには行かなくなるのではないかと予想している。

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