2013年8月21日水曜日

エジプト軍事クーデターについて、トルコのエルドアン首相が「背後にイスラエルがいる」と批判したとのことだが。

https://surouninja.blogspot.com/2013/08/anxious-of-turkey-muslim-brotherhood.html?m=0
トルコのエルドアン首相が20日(2013年8月20日)、エジプトにおける事実上の軍事クーデターについて、背後に「イスラエルがいる」と主張したとのことである。


2013/08/21-12:39
背後にイスラエル=エジプト政変-トルコ首相 - 時事通信
【アンカラAFP=時事】トルコのエルドアン首相は20日、エジプト軍による事実上のクーデターの背後に「イスラエルがいる」と主張した。エジプトのイスラム組織ムスリム同胞団と関係が良好なトルコのイスラム政党、与党公正発展党(AKP)の会合で述べた。

2013年6月4日火曜日
トルコでエルドアン政権の退陣を求める大規模な反政府デモが発生している様だが。
http://surouninja.blogspot.jp/2013/06/blog-post.html

此処ぞとばかりにイスラエルを批判することで、エルドアン首相は民衆の不満の矛先を逸らすことに必死なわけだが、何でもかんでも“ユダヤのせい”、“イスラエルのせい”にするというのもぶちゃけ如何な物かね。まぁ、昔から“ユダヤ批判”というのは保守的な思想を持つ人々の人気取りに使える便利な道具なんだろうけどな。

2013年08月06日 10時31分
トルコ:元軍参謀総長ら終身刑 大規模デモ再燃懸念 - 毎日新聞
【エルサレム大治朋子】トルコの裁判所は5日、エルドアン政権に対するクーデターを計画したなどとして元軍参謀総長のバシュブー被告らに終身刑を言い渡した。トルコではイスラム系与党・公正発展党(AKP)と、憲法で規定される政教分離を掲げる軍など世俗派が対立。判決を受けて、世俗派のデモ隊数百人が警官隊と衝突しており、5月末に起きた「反エルドアン政権」の大規模デモ再燃につながる懸念もある。

トルコ政府もまたエジプトのムルシ政権同様、イスラム色を強め過ぎたがために世俗派による反政府デモが発生したわけだが、同国の政情は今尚不安定である。

同政権がムスリム同胞団に面従腹背しているうちは問題無いが、此れ以上擦り寄り過ぎれば、トルコもエジプトの二の舞いになるだろう。

今や中東の都市部に住む若者達も、古臭い“信仰”という名の呪縛から逃れ様としている。其処へ米英流の“自由”が注入されることで、彼等の思いに火が点くだろう。

ツイッターを見ていると、ムスリム同胞団という“カルト保守”にシンパシーを感じる者も少なからず居る様だが、自分が若し中東の若者達と同じ立場で、カルトな教義に雁字搦めの毎日を強要されたとしたらどう感じるのか、というのを少し冷静に考えて見るのも良いだろう。まぁ何を信じるのも本人の自由だが、何であれ“強要”されるというのは誰でも辛いと思うよ。其の抑圧のストレスを解消すべく、自分よりも更に弱い者を叩く。此れが、世界中のカルト保守が作り出す、負の連鎖、情無い階層構造である。

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