2013年8月8日木曜日

厚労省が「ブラック企業」公表へ。「ブラック企業」とは大衆の欲望の結晶であると見たり。

https://surouninja.blogspot.com/2013/08/blog-post_1259.html?m=0
若者の使い捨てで問題になっている所謂「ブラック企業」について、厚労省が来月(2013年9月)、集中的に立ち入り調査を行うことを決めたとのことである。


8月8日 13時3分
“ブラック企業” 集中的に調査へ - NHK
極端に離職率が高いなど苦情や相談が多い企業について、厚生労働省は「若者の使い捨て」が疑われるとして、来月、集中的に立ち入り調査を行うことを決めました。田村厚生労働大臣は「ブラック企業と言われる企業をなくしていきたい」と述べています。

ブラック企業と言えば先月(2013年7月)の参院選で自民党から出馬して比例当選したワタミ会長の渡邉美樹だが、彼は意外にも“ブラック企業公表”の動きに「賛成」の意を表明している。

第2次安倍内閣 - Wikipedia
「ブラック企業」の公表

若者の『使い捨て』が社会問題となる中、「ブラック企業」に対して社名を公表するなどの措置を行うよう政府に提言する方針を固めた。具体策として(1)重大・悪質な場合の司法処分と企業名の公表(2)問題企業への就職抑制策の検討(3)相談窓口の開設などが挙がっている[141]。また高村正彦自民党副総裁は、「正規社員の給料を上げるのはいいが、非正規社員が同じ労働をして同じ賃金でないのは正義に反する」「経済政策としても、同じ給料を上げるなら、正規社員より非正規社員を上げた方が良い。」[142]と述べ、給与のあり方に苦言を呈した。「ブラック企業」の公表に関しては、Yahoo!ニュースのクリックリサーチにおける「ブラック企業の社名公表、賛成?反対?」とのアンケートに93.5%(44222票)の「賛成」が集まったという[143]。

2013年5月31日、参院選の自民党比例区の公認を受けた渡邉美樹ワタミグループ会長は、「自民党や政府では現在、ブラック企業の定義を明確にし、該当する企業名を公表するなどの動きがあるようですが、私はこれに大賛成です」「一部の情報だけをもって、一方的にワタミグループをブラック企業と呼ぶことは、到底、受け入れられるものではありません。」などのコメントを出した[144]。

まぁ「ブラック企業」というのは、麻薬やギャンブル、宗教と同じで、満たされない誰かの需要を満たすために存在しているのだから、俺は其れを完全否定する心算は無い。

抑々(そもそも)日本には本当の意味での強制労働者は存在せず、自衛隊員も原発作業員も、「ワタミ」の従業員ですら、最終的には「自らの意志」で就職を決めているわけである。ギャンブルでサラ金に嵌め込まれて過酷な労働を強いられている人間も居るだろうが、其れも元を辿れば「自らの意志」でそうなっているわけである。其処に第三者がどうこう言うのは野暮だと俺は思っている。

「ブラック企業」が悪だと騒がれて久しいが、其れを本当に無くしたいのなら先ずは日本国民が自らの生き方を変えることから始めねばなるまい。マスゴミが作り出した「人並みの生活」などという“幻想”を追い求めることで無駄にカネが必要になり、其れで安易にカネを稼ごうとするから、「ブラック企業」が増長して行くのである。

「ワタミ」を例に出せば、其処で働くような“労働者”が同時に似たような居酒屋の“消費者”だったりと、ブラック企業を中心とした一種の「エコシステム」みたいなものが出来上がっているのである。

まぁ言うなれば、ブラック企業とは大衆の欲望の“結晶”みたいなものである。大衆を写す“鏡”とも謂えるかも知れない。

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