絶滅が心配されている国の特別天然記念物「アホウドリ」の新たな繁殖地の小笠原諸島で、去年、初めて卵を産んだ雌が、遠く離れた尖閣諸島の系統であることが遺伝子の分析で分かり、専門家は「調査の進んでいない尖閣諸島のアホウドリの研究を進める必要がある」と話しています。
日本経済の動脈とも謂えるシーレーンを確保するためには、尖閣付近においても日本向けのタンカーを中国の妨害から守る必要が在るわけだが、かと言って、迂闊に自衛隊を派遣してしまうと日中間の緊張は高まりかねない。
だが、「アホウドリの調査」という名目なら中国を刺激することもないだろう。尖閣諸島を平和的に監視する方法としては“アリ”だと思うよ。
万が一中国当局が調査員に対して銃口を向けようものなら、人道的見地からも中共が世界からの“非難の的”となることは必至で、日本としても堂々と制裁に踏み切る大義名分が立つわけである。そうなると、人道主義の国連としても、中国が常任理事国だからって流石に聞こえないふりは出来まい。まぁタダでさえ不安定化している国連がそこで「聞こえないふり」をしてしまえば、多くの加盟国は国連を見離し、組織分裂が確実なものとなるだろう。
シリア攻撃によって国連は葬られる - ロシアの声 12.09.2013, 17:03
国連は国際連盟と同じ運命をたどる恐れがある-プーチン大統領 - ロシアの声 12.09.2013, 10:43
寧ろプーチンは其れを望んでいるのではないか。新たな世界秩序を構築して常任理事国の拒否権によるデッドロック状態を解消するために。米露の今後の共通の目的が「中国包囲」や「エネルギー価格の引き上げ」に在るとすれば、さもありなん。
【関連リンク】
「増税」、「緊縮財政」、「脱原発」、「尖閣棚上げ論」を唱える公明党の背後。(2013年9月1日日曜日)
尖閣諸島が日本へ返還される直前に米ホワイトハウスで行われた議論の録音記録が新たに見つかったとのことだが。(2013年6月7日金曜日)
野中広務による尖閣棚上げ発言。中国包囲網が完成に近付く中、絶妙なタイミングで中国共産党をアシスト。(2013年6月5日水曜日)
中国人民解放軍No.2がアジア安全保障会議で沖縄・尖閣問題を「棚上げ」状態に戻すべきとの見解。(2013年6月3日月曜日)
0 件のコメント:
コメントを投稿