米国とイランの大統領 1979年来初の首脳会談か - ロシアの声 17.09.2013, 01:00
米国のバラク・オバマ大統領は、イランで新たに就任したハサン・ルハニ大統領との間で首脳会談を行う可能性がある。これはニューヨークで17日から開かれる国連総会にあわせたもの。もしも首脳会談が行われた場合、米国とイランとの間では1979年以来のものとなる。「ガーディアン」紙が報じた。
イラン大統領に就任したばかりのハッサン・ロハニ大統領は、米英寄りの穏健保守と云われている。今回の首脳会談で米国とイランの関係は一歩前進するかも知れない。ひいては米露によるイランへの関与がバランスすることも考えられる。
具体的には、イランのガス・パイプライン利権に食い込みたい米国に対し、ロシアは何らかの与えるかも知れない。其れはシリア問題で米国が譲歩したことに対する“見返り”である。
シリアと同様に、今後はイランにおいても、米露主導権争いの着地点が見出されることになるのではないかな。此れは長期的に見れば中東全域の安定化に繋がるものと考えられる。だが短期的には、米露談合によってエネルギー価格の高騰が演出される虞(おそ)れも在る。
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米露妥協点としての「シリア分割」を描くキッシンジャー。
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2013年9月11日水曜日
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